繊維品は日常の衣料品のほか、家庭用品や工業用資材として、今後ますます需要が増大するであろうという傾向にありますが、織布業はこの繊維産業の中核となる重要産業であると考えられております。
しかし、工業用資材、つまり原料とかあるいはエネルギーとか、そういうようなものだと思いますが、この場合は間接的に消費者物価に反映するという点ですね。そこで、先生は新日鉄の話を一つの事実としてお話しされました。私どもも実は先生の御所見には非常に賛成でありまして、そこのところに非常に重大な問題があると思っているわけなんです。
私どもは画期的な構造改善対策によって織布業の振興をはかり、もって国内で消費する衣料や工業用資材を自力で提供し、また加工度の高い製品の輸出増加をはかるようにしなければならないとかたく考えているわけであります。総力をあげてこの事業を完遂したいと考えておりますので、国会の諸先生方におかれましても、また関係御当局におかれましても、なお一そうの御高配と御指導をお願い申し上げるわけであります。
がその中心的地位を占めていることは、諸先生方御承知のとおりでございまして、問題は、ますます成長する、また、させなければならない世界経済の流れの中で、その支払い手段としての金が不足をすることは、この面から見てもその発展を妨げられることになるのではないかということを、この金の特殊性と基本的性格というものに対する認識をしておるものでありまして、そういう考え方のもとになりますときに、今日技術革新によって金は工業用資材
従いまして、従来、主として麻が工業用資材として占めておりました……。主業用資材のうちでもって今大体麻製品がどれだけ占めるかということを計算してみますと、昔、大部分麻製品が占めておった分野において、現在わずかに三〇%きり占めていないということでございましてこれは麻業界が非常に不況から脱し切れない一番大きな理由でございます。
またほかの工業用資材または農耕用資材の値上りもある。これは百姓が借金をして買つたのもなお購買力、だと見られておるかもしれませんが、これらの借金をして買つたものが生産を維持しておるということを見のがすことはできないと思うのです。この観点からいうと、パリテイ方式をとつておるのでありますから、千七百円が妥当であつたとすれば、一万二千五百円なりあるいは一万四、五千円というものがあえて出て来るわけです。
それで二十五年度中はどういう方法でそれを確保したかというと、綿織物業者に割当をするときに、そういうような不足している工業用資材を作る人には割当を三割余分に上げます。
日本の国際收支は戰前におきましても商品貿易の收支尻は赤字であつて、その赤字は海運收入を太宗とする金額によつて均衡が保たれてあるということは諸君の御承知の通りであり、すでに提案理由にも説明されたようでございまするが、敗戰によりまして厖大なる資源地帶を失つたのみならず、その狹小な所に八千万以上の人口を養つて行かなければならないというような只今の情勢におきましては、必然的に工業用資材、石油、食糧等の厖大なる
多少工業用資材の点で数量が変化しておるように見ておるわけであります。
今後それをどのくらい続けるかということについては、もちろん他の主要食糧、それから肥料についても、そこに問題がありますし、またほかの工業用資材についても問題があるわけであります。しかしその中でも、もちろんこの出発点で落ささる品目もあるわけですが、一應とにかくこの品目を出しまして、さらにその後において出す期間を檢討するということになつておるわけであります。
現在毛織物の國内需要は、工業用資材のほか、鉱山及び農山漁村用並びに鉄道逓信等、官公署学童の衣料として不可欠の必需品のみであつて、ことごとく國の計画生産に基くものであり、決してぜいたく圏内にあるものではなく、その配給使命は如上の消費者層を一瞥するならば、綿スフ織物等、異なるところがないと信ぜられます。
農村工業用資材は臨時物資調整法に基く安定生産資材割当規則の運用によつて、差し当り農業土建、農業加工、農事電化、準公共事業、農林工鉱業の五部門を総合して、建設資材、運轉資材等を農林省資材調整事務所を通じて割当てているが、実際はそのわくが僅少であり、今ただちに農村工業を総括した資材のわくを設定することが規則の取扱上困難な事情にありますので、需要に対し十分にまかなうことは困難であります。
我々は無謀なる戰爭によりまして、朝鮮、或いは台湾、或いは南方或いは南樺太を失いまするし、又一方におきましては推定七百五十万人の海外引揚同胞の帰還、或いは從來我が國におきましてその勢力範囲でございましたるところの中國、或いは満州、南方、これらの勢力範囲から優先的に食糧その他重工業用資材でありまするとか、その他の資源を獲得することを失つたのであります。